日米中3か国4都市生活 バイリンガル日記

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ノンネイティブだって気にしない!英語の読み聞かせ

おうち英語を通じて、2歳3か月の時点で、ある程度英語話者と遊べるようになっていたことについては、こちらを参照してください。

おうち英語はいつ始めるべきか、どこまで通用するのか - Castle blog

 

(インプットを増やしたい)

2歳半ぐらいから、さらにインプットを増やすには、読み聞かせを増やしていくほかないと、ORTを開始、半年で次のStageに進むペースで、4歳でORT STAGE5、5歳でORT STAGE6と進みました。ORTの初期のいいところは、繰り返しの短いフレーズによって、自然と意味を理解できること。また、短いために飽きずに聞いていられることです。そして、繰り返していくうちに、”Mom went up. Dad went down(Stage 2)”というレベルから、徐々に普通の文章を理解できるようになることに驚きました。言語形成期ゆえ、環境があたえられれば、母語と同じように外国語を自然習得していく力があるのだと実感しました(参考 中島和子著「バイリンガル教育の方法」 )。

 

ORTの読み聞かせでは、一切日本語に訳すことはしませんでした(後日、改めて紹介しますが、我が家のバイブル「バイリンガル教育の方法」の中の具体例で、逐一和訳をされていた子が、英語は聞かずに後の日本語訳のみを聞いていたストーリーが載っていたためです)。ただ、STAGE6,7になると、普段の生活で目にしないものや環境がでてくることがあり、説明補足が必要で、時折、日本語で説明することもありました。

 

お子さんによっては、ORTの暗唱が出来たり、自力で読めたりという段階まで進むお子さんもいらっしゃるようですが、我が家では、読んでもらっているものの理解が出来るようになった時点で、どんどん先へ進んでいきました。

 

(しかし、、、アウトプットはなかなか増えない)

3歳直前に日本のバイリンガルの園に入園。これは、英語で語りかけられたときに、理解していても、うちの子の場合、親が日本語話者だとわかっていると、絶対に英語でアウトプットしようとしないことに気づいたためです。しかし、日本のバイリンガル園では、先生のみネイティブの環境でしたので、大好きな先生と話すためには英語を使おうとするけど、それ以外の場面では、基本的に日本語のままで英語のアウトプットは増えませんでした。

 

(ただ、2歳クラスからアルファベット、3歳クラスからフォニックス、4歳クラスからサイトワードを教えてくれて、後々の読み書きの勉強スタートの基礎をしっかり作ってくれたと思います)。

 

(インプット中心の結果は?)

インプット中心の取り組みでしたが、4歳半時点で、インターナショナルスクールのオンラインインタビューでは、先生の指示をすべて理解して反応していました。ただ、アウトプットの機会が少なかったため、回答はすべて単語のみでした。インプットの蓄積で、英語の理解力が年相応に成長していたことに驚きました(なお、5歳半で入学したインターナショナルスクールは、コロナ前の当時は、入学に際して、ある程度の英語レベルが必要になる学校であったため、読み書きが始まった学年以後であれば、入学は難しかったと感じています)。

 

インタビュー内容(一部)

先生の指示→先生が振ったさいころの目の数を書く、先生が見せた色・数字を答える、三つの絵のうち先生が説明したものはどれか答える、自分がお気に入りのおもちゃを見せて先生の質問に答えるetc.

 

(その後の読み聞かせは?)

これまで日英両言語合わせて30-40分ほぼ毎日読み聞かせをしてきました。日本語の絵本の場合、絵本の文章以外にいろいろと話を膨らませて、親子で会話ができますが、英語の絵本の場合、我が家は残念ながら同じようにはしてあげられません。しかし、正しい文章、よく使う語句に触れることを目的としていますので、ネイティブの読み聞かせと同じものは求めず、それで良しとしていました。

 

現在読み聞かせをする本は、主にネイティブの子供たちがリーディングの練習のために読むような本が中心です。なぜならネイティブの親が子供に抑揚をつけて読んであげるような絵本は、どうしてもノンネイティブの親には読みづらく、インター時代の先生の読み聞かせを見たときに、同じような絵本を私が読んであげる意味はまるでないなと心底思ったからです。したがって、逆に造語が多い絵本や韻を踏んでいるけれどあまり日常では使わない語彙が多い絵本は、避けるようにしています。