日米中3か国4都市生活 バイリンガル日記

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ほぼORTのみでのReading成長(おうち英語の成果)

今日は娘のリーディングの変化について、纏めたいと思います。始めたのが早い分、ゆっくりとしたペースですが、ある程度大きい年齢で始めれば、その分、早い進歩もしくは精読によるスピーキング強化が望めると思います。

 

インプットを増やすために、2歳半でOxford Reading Tree (ORT)を開始。ORTの初期のいいところは、繰り返しの短いフレーズによって、自然と意味を理解できること。また、短いために飽きずに聞いていられることです。そして、なによりも絵が可愛く、自分のお友達のストーリーのように聞いていられることが、子供を引きつけてくれます。

 

例えば、Stage2にお父さんとお母さんが交互にエレベーターを上がったり下がったりして入れ違いになってしまう話があるのですが、絵を見て、繰り返していくうちに、”Mum went up. Dad went down“という文章の意味がわかるようになり、徐々に普通の文章を理解できるようになることに驚きました。

 

進度は以下の通りです。著作権が OKなKipperの可愛い絵を載せたくて、リンクを探したのですが見つからず。。。

 

〜2歳半  WKEの絵本中心

2歳半 Stage1(247語)〜1+(1305語)()内はORT公式サイトによるword count

(例)“a big box"など主に単語だけ(絵だけのものもあります)。この本を読むだけで、十分にbigもboxも理解します。

 

3歳前半 stage 2(2392語)

(例)Go away, little cat. A big dog is coming.など、各ページ1文ずつで、同じフレーズが繰り返されます。絵の補助があるおかげで、自然にフレーズの意味を掴んでいきます。同時に、単語のみが変わることで、各単語を自然に覚えていきます。

 

3歳後半 Stage3(1969語)-4(3694語)

(例)Mum took everyone to the pick-your-own."You can all help" said Dad.

(例)It was time for school. Wilf and Wilma came. "What a storm!" said Mum.

各ページ 1〜2文程度で、会話分とナレーションの区別がついてきます。少し文章に多様性が出てきますが、展開がゆっくりなので、本のシーンと自分の経験を交差させながら、自然に英文を理解できるようです。個人的には、展開の早いYouTubeNetflixで動画を見ているよりも、理解して自分の頭に入るのは早いと思います。

4歳     STAGE5(7882語)

Floppy saw a dog's bowl."This smells good," he thought. "and I'm so hungry." A big dog barked at Floppy. "Go away" growled the dog. "You can't have my dinner."

徐々に文章量が長くなっていくものの、急激に難しくなったわけではありません。新出単語は各ページ1個程度なので、都度都度指差しなどで示してあげれば、自然に理解していきます。

 

5歳     STAGE6(9253語)、early readers(level one/two)

The children liked Uncle Max. He showed them a trick. He made a coin vanish. "Look in your pockets," said Uncle Max. "See! Kipper has it."
文章も長くなってきましたし、同時に、様々な構文が出てくることにもお気づきかと思います。

また、このシリーズからmagic keyが出てきて、magic keyが光ると、Kipperたちは色々な世界に連れて行かれ、さまざまな冒険をすることに。このStageでは、年齢的、文化的に知らないものが舞台であることも増え、多少日本語で補足をすることもありました。しかし、構文そのものを説明したことはありません。

 

精読はせず、多読のみ

娘の性格からしても、暗記をするほど精読しというコツコツ派ではないため、意味がわかるようになった段階で、どんどん先に進んでいました。お子さんが暗記するほど丁寧に読み込んでいれば、アウトプットとして出てくるタイミングが早くなると思いますし、日本でのおうち英語の場合、アウトプット練習場面が少ない分、暗記するほど読んであげた方が、不足するアウトプット経験を補ってくれると思います。

 

現地校に入学することになったお子さんは、Stage3ぐらいまでは家庭で読むチャンスがあると、トランジションの助けになると思います(年齢的にもStage 1は割愛して大丈夫だと思います)。学校内のシーンや友達同士での遊びの場が舞台の話も色々あるので、学校で出てきそうなちょっとした単語に触れられると思います。

 

この作品はイギリス英語なのでアメリカとは若干違う部分がありますが、問題になるほどではありません(mum/momやmum was cross、trainerなど)。また、こちらはフォニックス通りの単語ばかりではなく、結構サイトワードも多いので、自力で読む練習のスタートは、別教材をお勧めします。

 

最大の難点

ORTの最大の難点、それはお高いこと・・・。中古品を買ったりもしましたが、最終的には、アプリを導入しました。が、現在、そのアプリがどれだったか確認中。。今も使えるんですが、Oxford reading clubが出来る前だったので、それではないはずで・・・。数千円でセット買いできたので、大変お得だったんですが、どのアプリかわかったらまた更新します。