前回更新から、随分時間が空いてしまいました。仕事が忙しかったわけではなく、娘の学校問題が生じまして、その対応に追われていました。この件は、また投稿したいと思います。
さてさて、先日息子の通うモンテッソーリのデイケアでオブザベーションがありました。通常、親がクラス内でオブザベーションを観察できるようですが、Covidの影響で、低年齢児童は休日に先生との面談のみとなりました。
息子の園、とてもいい園なのですが、最新のアプリなどが導入されていないため、お持ち帰りの作品を通じてしか、どんなことをしているかわかりません。これまで、毎日、親を振り返りもせずに、クラスへ走っていく息子を見て、信頼して預けてきました。ここにきて、少し息子のお喋りも進み、クラスの様子がわかるようにもなってきましたが、オブザベーションを通じて、より理解した部分もあり、まとめたいと思います。
(オブザベーション結果を受け取る)
日中に行われたオブザベーションの結果は、面談日にReportとして受け取りました。
Reportは
- Cognitive Development (Language/Skills)
- Physical Development (Gross Motor/Fine Motor)
- Social/Emotional
- Practical Life (Self-Care/Clothing/Toileting/Feeding Self/Care of Environment / Grace or Courtesy / Work Habits)
にわかれて、細かく決められたチェックポイントについて、それぞれ、1. Mastered 2. Practicing 3. Not Applicable 4. Discussで評価されます。チェックポイントは多岐にわたるのですが、特筆すべき事柄として、Display empathy、Able to idenfy emotions of others、Helps set table at mealtimesなどについて、細かくお話がありました。
ちなみにこのオブザベーションは、モンテッソーリの決まりのようで、以前に通っていた園でもしていたようですが、親への細かいフィードバックはありませんでした・・・。前の園もとてもいい園だったのですが、本当に色々です。気になる方は、見学時にオブザベーションについて聞いてみてください。
(言語習得の原点:コミュニケーションが取りたい!!という気持ち)
0歳児の頃から、ほかの赤ちゃんに積極的に近づくタイプの子だったので、やはり早いタイミングから、周りの人への寄り添いがあるようで、その場面で必要になる英語がまず文章で出てきだしているようです。また、よく食べる子なので、クラス全員分のテーブルセットの準備をして、皆に「thank you」と言われることで、自信を深めているとのこと。少人数ゆえ(12人に先生2人)、本人の特性をよく見てもらっていて、それを起点に、言語・精神面の発展をサポートしていただいていると思います。
言葉の発達には、人とのかかわりの中で本人が「使いたい」と思う状況が最も大事なんだなということを改めて感じました。その点、やはり、渡米9か月が過ぎ、環境が落ち着き、家族以外のお友達との関わりが生まれてきたことに感謝です。家族だけの環境では使わない・使わなくても通じる言葉もたくさんあります。息子の様子を見ていると、親戚との関わりも持ちにくい海外暮らしの中で、デイケアが親戚のような雰囲気の心のよりどころに発展してきたと思います。少しずつ認知する世界が広がっていっている様子を感じます。
(制作)
モンテッソーリ園での今月の製作は写真の通り。紐通し、スタンプ、ハサミ、絵の具、指でペッタン、まあ日本の保育園とも同じかなぁという感じです。ただ、一斉にみんなで作るのではなく、それぞれが別々に好きなことに取り組んでいると思うと、人数が少なく、静かな環境のおかげだと思っています。また、ヨガをやっていて、2歳半前後の子たちがみんなでゴロリン一緒にポーズを取っていて面白いです。
わんぱくな坊が静かに集中しているのが不思議でならないのですが、楽しんで通っているので、家では見せない一面があるのだろうと見守っています。