日米中3か国4都市生活 バイリンガル日記

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現地校10か月の感想

娘が現地校に通いだして10か月。いろいろ考えた結果、この度転校することになり、一旦、現地校生活は終了することになりました。そこで、色々な情報を集めたものの、自分の子供の学校はちょっと違ったなと思う点をまとめたいと思います。ブログにしてもインスタにしても、アメリカ、州、地域、学区、すべて一纏めに紹介しているものが多くありますが、アメリカの学校は、本当に、学校次第です。ネット情報を確認しつつも、必ず同じ学校の方、先生に確認した方がいいかと思います。

 

ネットでは、恵まれた環境の情報や優秀なお子さんが自発的に学習しているような情報が多かったこともあり、今回、「そんなことばかりではありませんよ。」というマイナス面も敢えて載せています。ですが、今回の転校は、「もっとこうやって勉強したい」という思いからくるもので、これまで通っていた現地校でも、いいお友達や先生との出会いもあり、感謝でいっぱいです。アメリカに来て、初日から楽しさ満点で学校に通えたことは、学校・先生・お友達・PTAのおかげです。


年度末のリクエス
インターでは学校側から翌年のリクエストがあれば言うように連絡があり(ただし、先生の指定、友達の指定は厳禁)、インスタでもアメリカの現地校について、年度末にリクエストするというのをよく見ましたので、自分もする気満々だったのですが。。。やはり気になり、仲良いお母さん達にチラッと聞いてみるも、少なくとも娘の学校ではそんなに当たり前のことでもなさそうな雰囲気でした。むしろ、スペシャルニーズのある子はした方がいいという認識。もしかしたら皆こっそりしているのかもしれませんが(?)、昨年度末の時点では真相わからず。今年度の心配について、担当の先生とメールをしたのみになっています。

地域差がある気がするので事前に周囲にも確認した方が良い気がします。

クラス替え

新学期明けてみたら、クラス替えのリクエストどころか、基本、仲良しグループは組を分けるクラス替えで、日本のクラス替えのようでした。

indoor recess
娘の学校だけかもしれませんが、暑くて外で遊べない日のrecessは室内でテレビ(PBSや映画)を観ています😅「折り紙でも持っていく?」と聞いたら、みんなで見るために、机をどかされちゃうと。。意外と選択の自由がないrecessです。

2ndになって、娘が軽度の遠視で、アプリ学習やPC学習が目に負担になっていることがわかり、recessでのテレビ視聴を控えさせて、目を休ませるために、折り紙かお絵描きでもさせていてと担任の先生に連絡したところ、なんと、真っ暗な教室の中で娘用に机が準備され、読書をするように言われたと・・・。娘は「なんでrecessに真っ暗な中で自分だけ勉強しなきゃいけないの(注:読書嫌いです)!?折り紙がなんでだめなの!?読みたくなかったら外見ててって、30分も飽きるでしょ!!」とご立腹でした。先生がこうと決めると、意見を言う余地はないはないんですね。


宿題
皆さん、kinder/1stからちゃんと宿題がある学校が多そうな感じですが、娘の学校を管轄する教育委員会の方針で基本ゼロ。ゆるーく読書目標があるだけでした。地元ママさんのグループチャットでは、その方針が絶賛されています。

が、色々知っていくと、テストスコアがいい学校は、子供達は家で親/チューターと勉強しているor塾通いとのことでした。それもあってだと思いますが、greatschoolで娘の学校を検索してみると、テストスコアはいいのですが、equityは決して高くありません。「誰もが達成できているか」という部分は、芳しくないようです。

 

そんな中、急にどうしたことか、2ndになって突然一日20分の読書記録(親のサイン付き)の宿題が出ました。宿題の威力は大きくて、読書嫌いな娘ですが、おかげさまで読みのスタミナは少しは付いた様子です。が、相変わらず、スペリングやmathの宿題はなく、同じの学区でも、学校によって大きな違いがありました。

 

宿題後のパーティー&先生が常に忙しい

1ヶ月宿題を頑張ったパーティーが月末の金曜日に行われました。以前のインターの経験だと、クラスパーティーにはクラスの父母がボランティアで手伝いに行ったのですが、セキュリティの関係か、親が校内に入れる機会が相当限られているため、父母の手伝いなし。忙しい先生のみで切り盛りするため、いつもと同じおもちゃで遊んだだけだったと。。いつも出してもらえないブロックが解禁になるかと思ったら、それすら出してもらえなかったそうで、「こんなんじゃ来月からやる気なくなっちゃうよねぇ。『No』って言うだけじゃなくて、そのおもちゃがダメな理由を教えて欲しいよね」とボソボソ言っていました。

 

文化的に、常にダメな理由をきちんと説明されるものと思っていたので、意外でしたね。今年になって、州全体で先生不足が叫ばれているので、やはり先生が輪をかけて忙しそうです・・・。

 

厳重なセキュリティー

各教室が施錠されており、トイレに行くためには、解錠しないといけないため、クラス中は緊急事態以外トイレに行かせてもらえないと。これにはヒヤヒヤして、毎日のようにトイレに早めに行くように繰り返し言っていました。

 

セキュリティーのためか、父母の校内訪問は、新年度のMeet the teacher、年3回程度のクラス内ボランティア、親子ランチ週間(年二回)、PTA総会ぐらいで、あとは屋外行事のボランティア程度でした。ライブラリのボランティアもなかったです(そのため、手が足りないのか、ライブラリの時間にチェスなどで遊んでいる子もいるとのことでしたが💦)。

 

セキュリティが厳しくないところは、ランチはいつでも親が一緒に食べてよかったりするようですし、頻繁にボランティアとして校内を訪れる機会があるそうです。

 

面談はオンライン

面談はオンラインのみ。英語力の限界もあり、オンラインよりも対面の方がずっとやりやすかったのもあるし、もう少し教室内での様子も垣間見たかったので、大変残念でした。ほかの学校は、既に普通に対面面談をしていらっしゃるので羨ましかったです。

 

こどもが先生に質問しにくい&先生が忙しそう

先生が質問を受け付けてくれるタイミングがわかりづらいようでした。先生が、pcに向かい出して、ひと段落した様子なので質問をすると、「後でね」と言われると。その後、合間を縫って、声がかかるわけでもないし、「質問できるタイミングがわからない」と。やはり、先生が忙しい様子でした。

 

教科書も持って帰らないので、学校で何をやっているかわからないもので、親が教えることが難しいこともあり、一度、先生に、「わからないといっているので、やっている内容がわかるものをシェアしてほしい」と連絡したことがあります。その際には、学校でフォローしてもらい、持ち帰りのプリントをくださいました。

 

学校によっては、放課後、ボランティアの高校生などが、補講や宿題のお手伝いをしてくれるようですが、そういう仕組みがない場合には、親の関与が必要になる場面があるかと思います。

 

やっぱり子供にとっては最高に楽しい遊び場

学校関係者みんなが一つのファミリーとして一緒に楽しみ、娘も最初の日から大好きな学校で有難い限りですが、親として感じたモヤモヤは↑な感じです。でも、アメリカにきて、最初の日から楽しんで通えたこと、アメリカの文化を肌で感じられたことに感謝でいっぱいです。これからも現地校を通じてできたお友達との交流も持ち続けていきたいなとも思います。