日米中3か国4都市生活 バイリンガル日記

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アメリカで思春期外来

さて、前々から気にしていた思春期問題。

english-study-family.hatenablog.com

娘は、日本ではまだ小学校2年生ですが、すでに背が135センチあり、発達状態からしても、心配していました。そこで、日本に一時帰国している際に、成長外来を受診しましたが、「直ちに思春期早発症と診断する状況ではないので、アメリカでも万が一に相談できる先を探しておくと安心」と言われました。

 

1.アメリカで病院を探す

そうなんです。「少し早めかな?」とは思うものの、深刻なわけでもなく、ただ、この先加速していったら、絶対に連れて行かないといけないだろうな。。。と心配しているんです。

 

というわけで、アメリカでも頑張って探しました!"early puberty" や"precocious puberty"などで検索して、自宅近くの大きな小児病院の"Pediatric Adolescent Gynecology"で診ていただけました。小児婦人科といった感じでしょうか?

 

偶然、保険のネットワーク内だったので、気持ちも多少軽く、電話を入れました。そのの時点で、新規患者は、男性医師の場合4か月待ち、女性医師で5ヶ月待ち。女性医師の方がいいかなと、5か月待ちました。間に一時帰国があったので、あっという間でしたけど。

 

2.感想

連れていった感想は一言。行ってよかったーー。先生が、「お母さんが心配して、連れてきたのは、とてもいいこと。よく調べていて、素晴らしい!でも、ここに来たんだから、一緒に話して、心配を解消していきましょうね」と兎に角、母国から離れて孤独に心配する母にも寄り添ってくれるのです・・・。😢

先生に確認されたことは、多岐にわたります。胸の痛み(両胸か片胸か)、体毛の有無、おりものの有無、最近の身長の伸び具合、その他身体的な急激な変化、母親・祖母の初経年齢、家族構成(同居状況、血縁関係含む)などです。

 

先生のお話は以下の通り。

①胸の膨らみは平均して10歳前後。でも個人差がかなりある

②胸の膨らみはじめから初経までだいたい2年ぐらいだけど、これまた、かなりの個人差がある。膨らみ始めたけど戻る子もいるし、4年ぐらいかかってゆっくりという子もいる

③そもそも、胸の膨らみ始めは以前より早い子が増えてきたけど、初経の時期は早まっていない

④胸を診て、タナー2期以降に差し掛かっていたら、血液検査、レントゲン検査、超音波で、実年齢を診てみる

⑤その後は、半年に一回程度の経過観察。その間何かあれば直接すぐに電話をすること

⑥(脂肪の付き具合で、成長を早める心配を聞いたところ)脂肪が問題になるレベルというのは、肥満か否かのレベルの話で、普通のサイズの子については、全く問題ない

⑦睡眠と健康的な自然な食事が大事

とのことでした。

 

3.診察で感じたこと

患者である子供を、1人の人として尊重し、子供にもわかりやすく説明し、意思を確認しながら一歩一歩進むコンサルティングに、アメリカらしさを感じました。

「こういう必要があって、もちろん、お母さんにもちゃんといてもらって、プライベートゾーンをみせてもらいたいんだけどいいかな?」と、雑談を交えながら、1人の人として、リスペクトする姿を感じました。

 

4.日米の差なのか個人差か

結果、日米で2カ所話を聞けてよかったと思いました。というのも、先生お二方、卵膜付着の時の先生の説明の違いと同様、「どうすることもできない、ただ様子をみる」ことについて、「今起きていない低い確率のこと」を、「起こりにくいこと」として伝えるか「起こりうるリスク」として伝えるかの違いがありました。これが、日米の違いなのか、先生の個人の差なのか、まだわかりません。

 

english-study-family.hatenablog.com

 

アメリカの先生のニュアンスは、娘が元々大きい子なので、「成長スパートにはまだ入っていないと思う」という前提で話すのに対し、日本で受診した時の先生は「今もう成長スパートに入っている可能性もある」という前提でお話ししていました。

 

5.母の自信につながる

万が一の駆け込み先が出来たので、何より安心できました。そして、それを達成した自分への自信につながりました。まだまだ英語修行の身、でも、度胸もついて、一つ成長しました。母としては、子供関連のものだからこそ頑張れた。

 

気になる方は勇気を出して受診するといいと思います。その際、英語で"early puberty"と調べて、1~2個記事を読んでから行くと、ある程度、スムーズに先生にも説明できると思います。なんせこの辺の単語たち・・・、習ったことないものがいっぱいですもんね・・・。