登園拒否の理由をさぐる・・・
さて、先日upした「登園拒否について」。思い当たることが一個増えたので、赤字を追記です。
さて、絶賛スランプ中の息子くん。かれこれ3ヶ月近く登園拒否を続け、後半1ヶ月は園前で泣く、そのうち2週間はギャンギャン泣きと悪化の一途。小学生の兄弟児がいる場合、始業が早い小学生に合わせて、一度に送りができるシステムなのですが、ついに、姉さんと一緒の登園はできず、幼稚園タイムにゆっくり登園しているので、親としては送りが二便に分かれた生活になっています。
english-study-family.hatenablog.com
で、困ってしまってインスタで同じ経験がある方のアドバイスを求めました。そうです。駐在妻界で有名なyonoさん(アカウント yono_jp)にお助けいただきました。
1、息子の状況
・英語は日本語の4か月遅れ程度
・一歳四か月からデイケア生活をしているので、母国語より遅れているとはいえ、集団生活に支障がある英語力ではない
・この夏から、toddler class→幼稚園(3-6歳児クラス)に進級
・夏の一時帰国で、一気に日本語が伸びたものの、アメリカに戻って、英語を忘れているという感じはなかった
2、英語には慣れてるけど登園拒否、考えられる原因?
登園拒否というと、「英語がわからなくて行きたがらない」という事態を想定していたので、決してそうではない上、転園したわけでもないのにと親としてもびっくり。可能性ある原因を漏れなく考えてみようと、皆さんの経験を伺いました。私自身調べた原因、そして集まったご意見・ご経験は以下の通りです。
①先生が怖い→完全遅刻になってギャン泣きで受付の先生に預けた後、クラス担任のもとへ連れて行かれる様子を見ていると、クラス担任の元に来た瞬間に、手をつないで泣き止むので、これはなさそう。
②前の先生の方が好き→子供って、ほんと、安心感あるベテラン先生より、若い先生が大好きですよね。前の先生は、二人ともママより若く、今の先生は二人とも大ベテラン。当初は、納得いっていなかった様子でしたが、↑通り、もう、これが理由で、そこまで泣くほどではなさそう。
③大きい子に、(陰で)意地悪されているが、そういう被害をすぐに訴えられる子と、抱え込むタイプの子といる→現在、注意深く観察中。最初の頃は、娘も「XX(息子)はクラスで一番の赤ちゃんだし、すっごい可愛がられているよ」って言っていましたが、最近「XXはクラスでpopularじゃないからねぇ。」って言っていたので、扱いに変化があるのは確かそうです。
④クラスの雰囲気に飲まれている。→これはあると思います。特に大きい男子たちの外遊びの勢いに慣れず、入りたいけど入れない日、怖くて近づきたくない日、色々あるようです。ちなみに、息子は、体操教室も一日で大泣きしてやめたタイプです(家で、体操教室ごっこは喜んでしていますが・・・)。
⑤そもそも家が好きなタイプで、日本の園でも泣くタイプ→この気はあり。
⑥三歳の反抗期→この気はあり。娘の時は、「姫ファースト」と言って、両親ともに娘のリズムに100%合わせて生きていた(すなわち、甘やかしていた)ので、反抗する材料もなかったようで、全く経験なく、今回初めて知りました。登園拒否が本格化する直前に、この反抗期の兆候がありましたが、今は落ち着き、登園拒否の直接的な原因ではなさそうですが、この反抗期の兆候があった心の成長と、登園拒否に至った原因はある程度関係があると思っています。
⑦3歳前後で、周りが見えるようになり、自分が他の子に比べて出来ないことが情けない→元々、どちらかというと完璧主義の性格で、1歳代の頃から、周りをよく観察して、器用に真似る子でした。なので、クラスで、大きい子が使っているおもちゃ(教具)がまだ使えなかったり、なんでも上手にこなしている姿を見ることで情けない気持ちが出てきているんだろうなとは思います。
⑧クラス替えがないので、既存のクラスに溶け込むのに時間がかかる
→これはその通りです。こればかりは、時間をかけて、友達の作り方を学ぶしかないですし、経験で、「何事も譲ってくれるお姉ちゃんとお友達とは、遊び方が異なる」ことを体験で学ぶしかないですね。
⑨「一緒に遊ぼう」といっても、入れてもらえない・・・・ことで自信喪失?
今までのクラスだと、並行遊びが中心で「お友達と一緒に」という感じではなかったのですが、最近になって、ようやく「お友達と一緒に」遊ぶことが増えてきた様子。その際、「一人で遊びたいから」「XXがしたいから」と断られることもあります。で、どうやら、「お断り=好かれていない」と理解していた様子。
お誕生日会で他のお母さん達と話していた時に、お子さんが息子のいい話を色々してくれていたようで、そのことを息子に伝えたら、すごく嬉しそうで、そこから少し変化が見られました。
そこで気づいたのですが、日本の子供はあまりお友達の誘いを断ったりしないと思いますが、つい、その感覚で育てていた部分があるので・・・。きっと、断られるたびに、自信喪失していたのかなぁ・・・と。
今日、「遊ぼうっていったけど、お友達が『NO!』っていうことある?」って聞いたら、「そうしたら、先生に、注意されるよ。I wanna play by myselfって言うんだよ。」と言っていたので、そのあたりの頭の整理も進んだようです。
4、現在の対象法:本人による言語化を促す
色々と本人と話す中で、「恥ずかしいから行きたくない」という言葉が出てきました。やっぱり上記の⑦は、確実にありそうだなと感じています。クラスで赤ちゃんみたいなことをしているという自覚はあると思います。また、トイレに間に合わないときが時折あるのですが、私も会話の中で、決して怒ったりしていませんが、「恥ずかしいこと」というニュアンスで伝えてしまっていたので、反省したところです。本人、十分恥ずかしいと思って帰ってきていたのに・・・。
「何事も思ったほどうまくできなくたって、失敗したって、誰も見てない!恥ずかしくなんかない!」ということを事あるごとに口にしていますが、そのたび「僕は失敗したくない!」って言ってきます。が、「恥ずかしいことなんて何もない」をしばらくのテーマにして、繰り返し唱えています。
幸い、少しずつ自分の気持ちを説明できるステージにはなってきたので、本人も困惑しているだろうこの混乱期の原因を、会話を通じてひも解いていく日々です。また、新たな発見があったら、更新したいと思います。
→まだまだ様子見が続きますが、朝のお仕度の様子が明らかに変わってきたので、先が見えてきたかな・・・。という感じです。