以前も言っていた、中学受験への迷い・・・。ついにこの3月、親の中で答えが出て、
一歩進みました。中学受験はやめようと。
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体作りの観点から
アメリカ教育は、外国語習得という非常に重い負担がないうえ、キンダーから12thまでで、のんびり仕上げる。当然ながら、18歳時点では、自分の目的に合わせて、やるべきことを進めていく精神年齢に達していると思います。また、知識は幼いころに無理に詰め込まなくてもいいですが、体作りは成長期までしか出来ない。思春期の不安定な時期は、なるべくストレスをかけない。うまくできていると思います。
一方で、アジア的教育は、中国、韓国、日本、いずれも低年齢の時に、まず第一回目の結果を出さないといけません。小児科医の子供たちも、寝不足で受験勉強をしている始末・・・。本当にいいのだろうかと思います。ちなみに、私も兄も、中学受験の影響だと思いますが、両親より小さいのです。塾生活で、夕食が不規則だったり、寝不足になる、学校以外に体を動かす機会がないことは、体作りの観点では、絶対によくないはず・・・。体はこの年齢しか作れない。カリキュラムはいい面もいっぱいあると思うのですが、一方で、受験システムで良さが半減してしまっていると思います。
きっと10~20年後は、帰国子女受験も変わっていると思う
今から30年ちかく前のことです。アメリカ東海岸某都市にホームステイをし、そこで知り合った日本人の方からダブルリミテッドについて、こんな話を聞きました。「日本の帰国子女受験の影響で、中高生の子供を何も考えずにつれてきて、ダブルリミテッドを生み出している。結局、受験は、日本でもアメリカでもうまくいかず、連れて本帰国もできずに、英語学校にプラプラ行っている20歳前後の子供たちがいっぱいいる。どうするつもりなのか」と。当時、多くはないでしょうが、そんな現実があったようです。今は、ダブルリミテッドの恐ろしさも耳にしますし、あまりこういうケースは聞きませんよね。
帰国子女受験というと、英語も、日本の勉強も、全力で取り組まないといけないものになっています。夫が経験したひと昔前は、「英語さえ出来れば入れてずるい」だったり、「国算も、国内受験ほどの難易度じゃない(もしくは基準点が低い)」とされていた帰国子女受験(ただし、入学してから、主要科目で困ることになることも)。が、今では、海外にいながら、12歳時点で一切の遅れが出ていないように逆算して海外生活を送り、その上、帰国子女間での競争のために、英検準一級を取るのが当たり前と言われてしまう。
これってどう考えても、受験のために、海外生活を犠牲にしていると思いません?中には、現地校=英語学校で遊ぶため、塾=お勉強の場と割り切っているケースもあると言います。
今のこの帰国子女受験の在り方って、30年前の事例と同じように、長い目で見たら変わっていくと思います。10歳前後の子供に、日英両方、優秀な成績を目指させるって、やっぱり酷ですもん・・・。
本来のポテンシャルを発揮できる年齢=15歳を目指すと無理がなくなる
悩んだ末、アメリカでは、アメリカらしい生活をし、日本に帰ってからも、子供に無理をさせずに3年ぐらいかけて、本来の自分の能力が発揮できる状態に持っていければいいかなと思っています。正直、今、娘を見ていると、理数系が得意なのか、文系なのかもわかりません。以前は、文系な気がしていましたが、ただそれは、英語で理数系を学ぶことが難しかっただけで、徐々に、理数系の方が好きそうな様子が見えてきたところもあり・・・。まずは、日本に帰って、無理なく全科目学び、本来のポテンシャルが発揮できる状態で、自分の好きな科目を知ってほしいなと思っています。
小学校の間は、それぐらいのキャッチアップを目標に、その後、高校受験で、初めて試験に向けた学習を頑張らせようと決断しました。
受験を考えなくなると・・・思わぬ副産物
受験を考えなくなると、母親にも自由が生まれます。勉強管理という巨大な悩みの種がなくなり、自由時間が生まれます。そこで、resumeを送って、agentと話してみました。面白い話が聞けましたし、やっぱり某資格を取っておこうと、資格の学校にお金を払いました(その話はまたいつか)。
そして、やっぱり心にゆとりが出ると、親子間の騒動も嘘のように消えます(この話もまた今度)。