日米中3か国4都市生活 バイリンガル日記

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【3月の事件簿6】本帰国後の英語維持の方針を決める

さて、娘の帰国子女受験に続き、英語維持の方針もほぼ決めました。

 

english-study-family.hatenablog.com

 

この数年間で学んだこと

1.駐在帯同は、正直、いつがいい?

まず何よりも、2言語同時に、母国語方式で、多くのインプットから、言語理解を進めるというのは、すごく効率が悪い。。。

↓我が子の心配の変遷はこちらへ。本人にとっても、負担だったし、両言語うまくいかなくてイライラしてしまうし。記事をたどっていくと、超初期段階から読めると思います。

english-study-family.hatenablog.com

 

日本語が確立し、日本的勉強姿勢も身についた後、でも、まだ学校の科目が難しくなっていない小学校中学年ぐらいで海外に来るのが一番効率的な気がします。

 

2.永住している方から考えるバイリンガル

海外に住む、英語と日本語両言語のバイリンガルのお子さんというのは、基本的には母国語方式で両言語に触れ、就学後、読み書きを学んでいます。ただ、やはり、読み書き両方、日英同レベルというのは、子供時代にはなかなか到達できないことが多く、やはり、基本的には英語の方が優勢のケースがほとんどなようです。

 

なぜ、こども時代に到達しにくいのか?なぜなら、求められる年齢相応レベルがどんどん上がる一方だから。学校生活が忙しくなりますし、求められる言語レベルは、加速度的に難易度が上がっていわけですしね。

 

3.たった数年の駐在員一家の場合は?

日本に帰る身で、しかも、たった数年しか英語環境にいないのに、永住の方と同じ方式で、両言語の両立を追求しても無理がありますよね。じゃあ、どうしたらいいかなと思うと、やはり、「外国語としての英語」と、頭を切り替える年齢設定が必要かなと感じました。

3rdの娘を見ていると、ネイティブの授業としても、英文法や英作文をしっかり学んできていますし、3rdぐらいから、言語として学ぶというステージも可能だと感じます。

 

4.多読が効かない読書嫌いには、どうする?「外国語としての英語」*精読

多読が効かない読書嫌いの娘。読ませなきゃ読ませなきゃと、必死になってきましたが、元々の好き嫌いってあるよなと。その点、3にも通じますが、、「外国語としての英語」と、頭を切り替えることで、多読よりも効率的に、アウトプットへつなげることは出来る気がしてきました。

読書嫌いには、「外国語としての英語」*精読で、アウトプットに繋げることが重要かと思います(ただし、未だ実験段階です)。例えば、多読をしている子は、ボキャブラリーが多いと言いますが、読まない以上しょうがない。単語集とかで、インプットするしかないかと。そして、本人もボキャブラリーを増やしたい気持ちはあるので、それなら意外とコツコツやったりします。

 

帰国後の子供たちをどうする?

「年齢相応の英語を求めて、帰国後に英語に触れ続けるということ=他のものに触れるべき時間を削っている」ということです。ですから、帰国時点の英語が、そのレベルの英語に達しているのか、その観点から、今のところ、以下のように整理しました。

 

大前提:何よりも大事なこと・・・日本文化に浸りきらせたい

以前、本帰国後を心配している時に、ある方からアドバイスをいただきました。その方は、本帰国後、かなり英語の維持を頑張られたそうです。その後、数年で再度転勤になったため、確かに英語の維持は効果的だったそうですが、一方で、お子さんたちは、留学生のような感じで、表面上、日本文化を触れただけになってしまったと。

 

ソフトランディングをさせるために、バイリンガルやインターなどに入れることも考えていたのですが、そのご経験を伺って、日本文化にどっぷり漬かりつつ、英語も学ぶというスタンスを確立したいと思っています。そこで・・・・

4歳で帰国するであろう息子:一切英語維持をしない

もうすぐ4歳の息子は、両言語きちんと話し(といっても日本語の方が高度なことを言います)、本当にネイティブと同様の発音で、うっとりすることも多々。本人も、英語と日本語で、同じ表現(フルセンテンス)が出来るようになってきたことが楽しいようで、「学校の言葉では、XXXって伝えるけど、家の言葉だとXXXっていうよ」なんて、話したりしています。ただねぇ、4歳の話す英語って、まあ正直、大したことを言っていない・・・。

 

ただ、日本文化を全く経験していない、しかも超絶頑固君。ソフトランディングの方がいいかもという懸念もあり、実は、インターやバイリンガル園のオンライン見学もしてはいます。

 

でも、基本的には、日本の幼稚園で一気に振り切ろうと思います。一方で、今後また転勤があるかもしれない。その時に、娘で困った経験を繰り返したくない。という訳で、アメリカの学年基準で、読み書き算数の勉強開始するため、公文にでも行かせ、日本語で何かを学ぶ経験や日本語の読み書きを早期教育を始めておこうと思います。年少=プレキンダー、年中=キンダーとなる生まれ月の年少さんなので、もう十分なはず(娘のときは、絵本の読み聞かせが大好きな子だったので、文字がない世界をなるべく長く持たせてあげようと、敢えて早期教育はしないでいました)。

 

日本で学ぶとなったら、英語を学ぶよりも、日本語で何かを学んでいる方が、はるかに効率的に色々と学び、成長できると思います。努力当たりの効果が大きい方に舵をきるつもりです。

9歳で帰国するであろう娘:年相応の英語は目指さず、3rdレベルの維持を目指す

英語を使ってコミュニケーションをとれる楽しい場を見つけてあげようと思いますが、あくまでも、楽しいところであれば、というレベル。他にキャッチアップすべきものもいっぱいですから、英語については、宿題などは最低限(もしくはない)レベルでいいかなと思っています。読書に関しても、今は、英語のものしかほぼ読みませんが、出来れば日本語にシフトしていってほしいので、英語の読書は求めないつもりです。

こちらで通っている英語塾をオンラインで続けられたら、ちょうどいいんですけどね・・・。時差が合わなくて残念。

 

と、結構色々な頭の整理が進んだ3月でした。