日米中3か国4都市生活 バイリンガル日記

本ブログの記事を抜粋した駐妻・駐夫応援サイト「駐在一家の暮らしの便利帳」を開設しました。サイドバーのリンクからどうぞ!

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外駐在妻へ
にほんブログ村 子育てブログ バイリンガル育児へ

(帰国子女の悩み)帰国子女のピアノや英検や中学受験や・・・中学受験編

  • さて、先日は帰国子女の悩みとして楽器継続について投稿しました。今日は、そう、中学受験編です。

english-study-family.hatenablog.com

english-study-family.hatenablog.com

 

私自身、もう30年前になりますが、中学受験経験者です。当時もすでに親が面倒見るのが当たり前だったところ、自分で勉強することを決めて、問題を解いて、丸付けをして、間違えたところは解答を読んで理解して、再度解く問題・テスト前に見直す問題を決めて、と本当に全部自分でやりました。そして、中学受験の準備を始めた子が、まずは最初に目指すであろう難関校に入りました。運が良かったと思います。

 

当時の同級生を思い出すと、正直、小学校低学年の帰国子女の友達は誰もいないんですね。幼稚園はいても、小学校はいないんです。おそらく、小学校で帰国すると、日本の勉強に追いつくのに2~3年かかり、(当時ですら)中学受験には間に合わないということなのかなと理解しています。母校は今も帰国子女受験はないですし、日本の勉強を家で全くやっていない娘に、日本に帰ってから一気に頑張らせて母校に入れようなんて気は全くありません。同窓で海外で子育てをしている友人も同様に考えているようです。今でいうIBの要素も沢山あって、とてもいい教育なんですけど・・・。

 

最近なぜ急に中学受験を意識したかというと・・・。身近で本帰国の方がいたからですね。で、まだまだ任期はあるのですが、何となく着地点を意識するようになりました。正直なところ、4~5年かけて、ゆったり英語を維持・向上しながら、他の科目は皆に追いつき、英語以外の科目と英語をバランスさせながら、勉強していけたら一番だと思うのですが、そんなわがままな環境はなかなかなく・・・。帰国後2~3年スパンで考えると、主要4科目を取ったら、英語と両立しないし、英語に軸足を置くと、四科目も手が回らない・・・。難しいですね。

 

調べていくと、色々な考えに触れられて勉強になります。私がこれまで触れた考えは、↓のような感じです。

①海外の大学にいくために、とにかく英語を伸ばしてくれる中学・高校がいい

②(①の反対)海外のトップ大学にいくために、英語の授業では楽をして、他の科目を中学3年間で何とか追いついて、オールマイティに。そして、高校のGPAを高める

③国内理系も視野に入れるため、英語を維持しつつ、英語の余力を理系科目にそそぐ。そこまで学校に英語教育は求めない。

④とりあえず、あまり無理をしないで入れる私立であれば、どこでも。

 

うちの夫は、④に近い考えです。折角のびのび育っているのに、日本に帰った瞬間に、受験の雰囲気に揉まれていくのはもったいないと。私もその気持ちはよくわかるんです。でも一方で、アジア的勉強のいい面もあって、だからこそ、非母国語環境でも成果を残せる人がいっぱいいるのも事実だと思うんですね。

 

また、中学受験の勉強というのは、4科目いずれも、とても意味があるものも多いと思っています。今、子育てをしながら、当時の知識が活きる場面も沢山あります。しかし、英語をある程度維持向上しつつ、4科目学習しようとすると、学校外で計5科目勉強することになり、小学生が抱える負荷ではないとは思っています。一方で、小学校で4科目回避しても、中学校の間に、どの科目も追いつかねばなりません。おそらく4科目受験をした子は、例えば、中学の理社の範囲の50%が新しい知識なところ、娘はほぼ100%が新知識で追いつくということをしないといけないと思います。それを考えると、このタイミングで、英語一択よりは、少なくとも、国算二科目は追いつかせるべきなのかなと。したがって、帰国のタイミングにもよりますが、現実的には2科目+英語受験ということになるのかなと思います。

 

海外駐在をチャンスと思って、思い切り英語習得に舵を切っている他国のエキスパット一家も沢山見てきているので、それを考えると、常に「日本の勉強に遅れないように」と塾や補習校に行っている日本人の子供たちが勿体ない気がしてしまって・・・。でも、日本に帰るので、仕方がない。と、次のスクールイヤーからは、少し日本のお勉強も取りれていこうと思って、色々調べだしているところです。