日米中3か国4都市生活 バイリンガル日記

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いつになったら、自分で読んでくれるの!?

おうち英語を通じて2歳3か月の時点で、ある程度英語話者と遊べるようになっていたことについては、こちらを参照してください。

おうち英語はいつ始めるべきか、どこまで通用するのか - Castle blog

英語読み聞かせによるインプットの蓄積により英語の理解力もついていた様子は、こちらを参照してください。

ノンネイティブだって気にしない!英語の読み聞かせ - Castle blog

娘が日英読み聞かせの相互効果については、こちらを参照してください。

日英読み聞かせは忙しい - Castle blog

 

(日本語の自力読み)

今日の話題は、自力読みについてです。もともと読書が好きなお子さんは、ほっておいても、英語も日本語も自分のペースでどんどん読むようになると思います。が、うちの娘は専ら読んでもらいたい派で・・・。大変苦労しています。日本に住んで、日本の学校に通っていれば、生活のすべてにおいて「日本語を読む」という行為であふれているので、自然にできるようになると思います。しかし、海外で補習校にも塾にも通わず、自力で読む機会がないとなると、ドリルの問題の日本語で読むだけで苦痛、その上問題を解くのは苦行の域で、「問題はママ読んで」というのが続きました。

 

我が子の場合、それほど読書が好きではないからこそ、練習のお付き合い(パートナーリーディングの相手役)、サポート(本選び、音読カードなどでの盛り上げ)が必要だと思っています。今は、「自分で読むなら小学校初級」となっている絵本(ぐりとぐらシリーズレベルのもの)を引っ張り出して、リビングに置いておき、一日一冊、気が向いたときに自分で読むように促してお願いしています。本人としても、日本語も読めるようにならないといけないということは理解しているので、渋々ですが、一冊は手に取って読んでいます。

 

「日本語か英語かどちらかの読書習慣をつけること」、「英語の読書習慣がつけば、日本に帰ればその必要性から一気に日本語の読書もできるようになる」と言われつつも、本当にそうなるのか不安でならない母なのです。

 

(英語の自力読み)

一方、英語のリーディングは、(州によって多少のずれはあると思いますが)キンダーから1~2年生まで時間をかけて徹底してフォニックスとサイトワードを習いました。そして、進度に応じて、適度にサイトワードが散りばめられた本を与えられ、個人個人ステップをふんだリーディング指導を受けます。したがって、低学年の場合、ネイティブ・ノンネイティブ関係なく、(スピーキングはそこまで流暢にできなくても)言われていることがわかるレベルになれば、リーディングに関しては、ある程度、ネイティブの児童と同じペースで学ぶことができてしまいます(あくまでも入口の話です。その後の伸びに関しては、英語の基礎語彙力がネイティブ・ノンネイティブで違いますので、かなりの努力を要すると思っています)。

 

中島和子著「バイリンガル教育の方法」にも触れられているように、大人はいつか本帰国する前提で駐在国に仮住まいができても、子供は仮住まいできません。一日中いる学校での心地よさを求めるのは当然であり、日本語より英語のリーディングの方が頑張りたくなる気持ちはよくわかります。また、先々学年が上がった時を考えると、なるべく早めにリーディングを学年相応に引き上げておきたいところです。

 

一般的には、日本語か英語のどちらかの読書習慣がついていて、語学力が一定レベルに達すれば、どちらの言語も読書を楽しめるようになるといわれています。その言葉を信じて、本人が今やる気を持っている英語のリーディングを優先して取り組んでいます。

 

(これから駐在予定のご家族へ)

これから駐在についていらっしゃる方、渡米するまでの数か月、英語に時間を割くのか、国語だけでも先学年の先取りをしてくるのか、お子さんの学年、進度、新しい環境への柔軟性、駐在年数、どの程度英語を習得させたいのかなどいろいろ考慮して、ぜひ両方の選択肢を検討してほしいと思います。

 

わが家は、日本にいる間に、公文などで、先取りで読みの練習をさせておけば良かったと少し後悔しているのも事実です。年中の途中で英語環境になったため、英語と並行して、国語の勉強をやらせるには少し早いかと、ずるずると小学校1年生になってしまいました。国語に少し余裕があれば、心置きなく英語に時間を割けますよ。