日米中3か国4都市生活 バイリンガル日記

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(帰国子女の悩み)帰国子女のピアノや英検や中学受験や・・・ピアノ編1

久しぶりの更新になってしまいました。この間、仕事が忙しかったのもあるのですが、急遽帰任になったお知り合いがいて、それをきっかけに、帰任後どこに住むか、どの学校がいいか、編入か中学受験まで公立か・・・など色々調べたりしていて・・・。

 

それにしても、昨今の子供の英検受験熱や中学受験熱、あまりの過熱っぷりに、正直、ついていけないのですが、きっと今は物理的に距離がある中、インスタなどで見ているだけなので、距離感を取っていられるけれど、自分も帰国して直に触れることになると、沼にはまっていきそうだなと・・・。自分自身も中学受験組なので、中学受験の勉強過程で得たもの、私立中学のおかげで得たものも十分に感じているのですが、一方で、子供らしい生活を送らせてあげたいという気持ちもあるし、楽器習得や読書習慣については、受験勉強ゆえに失った部分もあるなと思っているので、冷静に対応したいものです。帰国子女の中学受験に対する思いは、長くなりそうなので、また別途。。。

 

さてさて・・・。娘は、東京→中国→アメリカと細々ピアノを続けています。が、引越や先生の産休、コロナによる休校etc.で、レッスンも途切れ途切れ、先生が変わる都度、教え方や教本も変わって、まだまだ幼稚園生のような曲を弾いている一年生です。

で、そこそこのピアノ経験のある母としては、同じ年齢の頃の自分と比べて、なんとかしなくてはと思い込んでいました。

 

娘は、なかなか練習しようとしないし、真っ当な指摘(先生が絶対に言うこと)を言う度に逆ギレ、結局直らないまま先生のところに行って、同じことを先生に言われる。の繰り返し。「教えて教えて」って言っていた幼稚園生の時と違って、素直に聞かない・・・。で、喧嘩になるの繰り返し。。。

 

友人で「引き寄せの法則」の講師をしている人がいて、その子に聞いた「自分の心地よいことをしていれば、自然に周りも整う」というのを取り入れて、まずは、自分にとって、このピアノの練習補助が本当に嫌な時間だったので、掘り下げてみました。

 

①なぜピアノをさせたいのか?

・音楽の基本が総合的に学べるから。

・音を出せるようになるまでの苦労がない分、軽い気持ちで始め(どこまで続けられるか、深められるかはその子次第ではあるけれど)、音楽の基礎は身につけられるから。

 

②なぜ音楽の基礎を総合的に身につけて欲しいのか

・いつか音楽の楽しさに気づいて欲しい

・いつか合奏の楽しさに気づいて欲しい

・スポーツ同様に、国籍言語関係なく一緒に楽しむツールになるから

・音感やリズム感を身につける上では開始年齢は重要だと思うから

・大きくなったら勉強が忙しくなって基礎から新たに習う時間はないから

 

③なんで練習補助が嫌なのか

・すぐケンカになるから

・絶対に合っていることを素直に聞いてもらえないから

・相当オブラートに包んで伝えてるのに、それでもキレられる

 

④じゃあなぜ補助をやめないのか

・自分の方が経験もあるし、日々の補助があるとないとでは、絶対に習得の効率が違うから

・補助があれば、もっと高みを目指せるはず

・自分も補助してもらったら素人最高峰レベルにまで極められたかもしれないから

 

④矛盾発見!

あれ??私、ピアノの楽しみを知ってほしかったんじゃないの?そんな過去の悔しさからの行動なの!?

 

そうです。自分の方が、ピアノの楽しみを見失っていたんですね。そこで原点に返って、まずは私がピアノを楽しもうと、久しぶりに自分が弾いて楽しみだしました。と言っても、今突然弾いて、楽しく弾けるのと言うと、シューマン子供の情景レベル。。。

 

 

⑤結果

でも、そんなことで全てがガラッと変わったんです。私が、娘の補助はそっちのけで、自身の演奏を楽しみだしたら、急に娘が時間を見つけてはふらっとピアノを弾く、伴奏を頼んでくることになったんです。今では、宿題ではない曲にまで譜読みをチャレンジしています。

 

子育てって、「こうしてもらっていたら、きっと違ったはず」という思いを活かすことってよくあると思うんです。でも、その気持ちが、あくまでも心地よさから生まれていないとダメだなと、つくづく思いました。というか、正直、そんな思い、結構邪魔で、「私はこうやって育って、素敵な大人になった!だからこれを活かせばいいはず!」って自分のプラス面だけ見てればそれで充分なんだなって。

 

子育て中のパパママ、自分を自由に解放して、自分を愛して、子供たちと接すれば十分ですよね!