日米中3か国4都市生活 バイリンガル日記

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おうち補習校の現在~モンテッソーリを取り入れて~

さて、今日は、日本の学校2年生、現地校3年生のおうち補習校の現在をご紹介したいと思います。

 

以前は、母親である私が主導的に、何とか頑張っていたのですが、私も吹っ切れて(ブチ切れて?)、教えなくなった時期があります。それにしても振り返ると、当初、私も必死だったな。。

 

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休校したままだったとはいえ、おうち補習校で勉強していた時の貯金もあり、娘も体験入学で特に困ることもなく、「家でママと頑張っておいて良かった」と言っていました。

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体験入学で実感したのは、小学校二年生というと、まだまだ国語の授業で何か書けと言われても、書ける子ばかりじゃないんですね。娘は、現地校では一学年あがっているので、英語でのライティング指導が多少始まっている関係もあり、娘が持って帰ってきた国語の作文や観察日記を見ると、仮に今のタイミングで本帰国しても、国語の授業は困らないだろうなとは思いました。(なお、算数は現地校のが先をいっているので、今のところ、単位換算以外は困ることはなさそうです。)

 

さて、そんなこんなで家庭学習の価値を娘が再認識したおかげもあり、今は多少スムーズにおうち補習校を開講しております。現地校の授業は問題なくついていっているので、学習目的やスピードの日英差を考えて、以下のみフォーカスしています。

 

1)足し算引き算の速さアップ

モンテッソーリの学校では、2ndの終わり頃には、4桁の筆算(繰り上がり、繰り下がりあり)をやっているようです。時間を計って計算しているようですが、点数化されるわけではないので、アジア的な計算の正確性・速度のプレッシャーはない様子。

 

そこで、本帰国時を考え、最近、陰山英男の徹底反復シリーズに取り組んでいます。一日一枚、1~2分レベルの分量なので、毎日やらせるにしても、負担感も全くないです。

 

2)九九の徹底

モンテッソーリの学校では、2ndの終わり頃には、掛け算割り算もやっていました。しかも掛け算は、立方体まで考えさせるので、掛け算なら5*5*5まで・・・。でも、暗記をしたりはしませんし(自然に頭に染み込むのを待っている?)、語呂合わせがあるわけでもありません。

 

「さすがに、これは効率悪いな」と、日本式の九九を教えました。お世話になったのは、youtubeのよしみん先生。娘にとっては、「よん」を「し」、「はち」を「はち/はっ/ぱっ」で覚えたりも、違和感あるし、そういう違和感が「日本語への自信のなさ」につながるようで、嫌がっていましたが、よしみん先生のおかげで、2~3回見れば覚えられ、そうなると、「九九ってすごい!」と思ったようです。親の目線では、このよしみん先生のシリーズは、変に歌にのせていない分、即効性が高いように思いました。

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今は、テレビを見る前に、どれかの段を見て復習をするということをやっていて(といっても、ほとんどテレビを見ない生活なので、そんなに見せるチャンスがないのですが💦)、ドリルはもう少し後回しです。面白いのは、アメリカ式の場合、掛け算と割り算をセットで考えるので、九九と同時に割り算も精度を上げられました。

 

(ただ、日本の掛け算とアメリカの掛け算で、かける数・かけられる数が逆になるので、アメリカの文章題では逆の式になることを教えないといけません。例 さくらんぼ2個、お皿が3枚は、日本は2*3のところ、アメリカは3*2だそうです。)

 

3)国語プリント

正直、これは悩んだのですが、日本語の児童書を、自力で読ませるのに難儀をし(もっぱら読み聞かせ)・・・。そして、やはり日英両方で、同じレベルの児童書を読めるように、同時に引き上げていこうとすることの難しさ、負担感もあり・・・。しばらく、日本語の読書を諦め、娘に日本語の読書を求めない代わりに、読む練習として、国語プリントを一日1枚取り組むことになりました。本人としては、こちらの方がいいらしく、今のところ、嫌がらずにやっています。一年前は、国語の文章題ですら、親が音読して、口頭で答えさせたりもしたので、随分な進歩☀️。

 

4)今のところワークしている取り組み方

おうち補習校の課題は、この三つのみ。これと楽器練習(ピアノとバイオリン)の合わせて5つを自分の好きなタイミングで、好きな順序で取り組んでいます。

 

モンテッソーリの学校の場合、「好きなことにのみ取り組む」というイメージがあると思いますが、多少誤解があって、娘の学校の場合、「二週間に取り組むべきこと」は先生があらかじめ各分野ごとに指定していて、その中で、本人が、順番やペースを考えて取り込みます。娘は、嫌いなものが、最初なのも、最後なのも嫌なので、真ん中ぐらいにちょっとずつ取り組むそうです。

 

そのスタンスが本人にもしっくり来ている様子なので、上の取り組むドリルなども、今必要な理由や目標なども説明した上で、どう進めるのがいいか、いくつかオプションを提示して、本人に選ばせています。

 

学校や補習校の「宿題」ではないので、計画的に進めるには、本人が「必要」と思っていることが、不可欠です。その点、①一時帰国で、日本のお友達の頑張りを知ったこと、そして、②ママの言うことを聞いておうち補習校で勉強していたら、日本で思ったよりも学校の授業がわかり、ママ勉強の信頼性があがったこと、そして一番重要なこととして、③娘の中で、日本とのつながりをしっかりと強く意識していること、今は、この三つのおかげでうまく循環していると思います。

 

この先、娘と日本の距離感が出てきたタイミングで、このおうち補習校は、あり方をがらっと変えないといけないのだろうなと、この安定期が少しでも長く続くことを祈る限りです。