日米中3か国4都市生活 バイリンガル日記

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モンテッソーリデイケア Montessori and Meに行ってきました。

前回、弟君のデイケアでの様子をまとめた後、気づけば4か月もたってしまいました。

english-study-family.hatenablog.com

 

先日、Montessori and Meという参観イベントに行ってきましたので纏めたいと思います。この日は、子供たちがguideとなって、親に普段の活動を見せてあげる、教えてあげるイベント。息子は、教室に入った途端に、いつも大好きな芋虫や電車のおもちゃをみせてくれました。

 

余談ですが、この芋虫のおもちゃ、棒の先に磁石がついていて、穴に入れた芋虫を、棒でくっつけて取り出すんですが、昔、東京都中央区の「赤ちゃん天国」という児童館にあって、娘も大好きだったんです。日本の児童館ってなんていいおもちゃを置いてくれていたんだろうと今更ながら。読者の中で「赤ちゃん天国」が伝わる方がいたら嬉しい☺。

 

数組のグループに分かれているので、同じ時間帯のお友達は5家族ぐらい。とても落ち着いた雰囲気だったので、子供たちも普段の様子と変わらず遊んでいたようです。皆静かに集中して遊んでいて驚きました。

 

息子は3歳未満のクラスにいますが、2歳10か月の息子は上から2番目のお兄ちゃんとのことで、日ごろ周りのお友達のことをよく見ていて、ルールを間違えている場合には、教えてあげたりしているリーダータイプ(お節介!?)とのことでした。このところ、毎日、新しいセンテンスが出てくるようで、ようやくアウトプットも始まった様子。

 

ただ、お喋りなお姉ちゃんのおかげで、日本語はそれ以上のスピードで進化しているので、どうしても英語の方が本人の意思を伝えきれていないのは確かです。例えば、昨日も、家で、二階から鏡を持ってきて、ぶつぶつ「I've got a mirror」とつぶやいていました。そこで、「鏡持ってきたの?」と聞くと、「XX(名前)のおもちゃが入ってるところに、鏡があったの。だから持ってきたの」とやはり伝えてくれる情報量は、日本語>>>英語です。が、今のところ、まだ、「英語の方が苦手」という意識は持っていなさそうなので、そこは安心していますが。。この先、ちょっと気がかりな点です。先輩ママさんたちから、「苦手な方をそっと推し量り、ちょっと底上げを手伝って、なるべく差が広がっていかないようにすることの繰り返し」と聞いていますが、まさにそう思っています。

 

さて、これまでモンテッソーリデイケアに通わせて、感じたことを数点。これはあくまでもわが家が通わせたモンテッソーリの2園の話で、一般論としては捉えないでください。アメリカの場合、地域性も大きいと思います。これまで経験した園・学校(日本の無認可保育園、私設公立保育園、幼保一体型園、海外インターナショナルスクール、アメリカ公立現地校)とも比較しながら書いています。

 

モンテッソーリは運動量が不足しがちか?

よくモンテッソーリは運動が不足しがちという声を聞きますが、少なくとも3歳未満のクラスでは、そう感じたことはありません。モンテッソーリのプログラム上、午前午後、必ず一回ずつ外遊びが必須とのこと。また、モンテッソーリの場合、ホールがあることが求められているため、暑い夏、雨の日、雪の日は、かならず、ホールで遊ばせてもらっているので安心できます(日米問わず、ホールがないところも結構あります)。

 

②教具を使った遊び

モンテッソーリの教具を使った遊びは、各々のスペースで、集中して取り組むことになりますが、その際重要になるのが、空間の広さです。これは、さすがに日本にはなかった広さ、おもちゃの配置がされていると思います。

 

日本の保育園、幼稚園時代は、狭いスペースをうまく活用して、先生が、定期的におもちゃを入れ替えることにより、色々な教具で遊べるようにしてくださっていましたが、広い空間に、色々な教具が同時に出ている贅沢な環境は、広大な土地ゆえだなと思います(アメリカでもやや田舎住まいですので、都会のモンテッソーリはどうなんですかね???)。ちなみに、同じ地域内でも、この広さ感覚は、モンテッソーリと非モンテッソーリで違いがありました。もし気になる方は見学時に、その視点も確認するといいと思います。

 

逆に、日本では絶賛並行遊び(それぞれ干渉せずに、隣同士で自由に同じことをして、一緒に遊んでいる)中の年齢だと思いますが、それがなかなか進まないのかな?と思ったりもします。

 

③アクティビティ

紐通し、スタンプ、絵具、はさみ・糊づけ、シール貼りなどは、日米問わず、モンテッソーリ、非モンテッソーリ問わず、どこも同じように行っている印象です。これらのアクティビティは、グループに分かれて、同時に何人かが同じことに取り組んでいるようです。

 

④行事

モンテッソーリ園にもよると思いますが、アメリカ的な行事の中には、行わないものもあります。宗教的なもの、遊びのようなものは、積極的には行わないようです。ですから、サンクスギビングは盛大にパーティーをしていましたが、パジャマデー、クリスマスパーティー、セントパトリック、ハロウィーンは特別に何か行うことはありませんでした。バレンタインも、他の学校のように、グッディが派手なこともなく、「学校でみんなでワッフル作りをして、スイーツは食べます」とのことで、お手紙交換だけでした。

 

⑤国歌斉唱、忠誠の誓い

国歌斉唱、忠誠の誓いは、小さいころから学校生活で触れるのが一般的だと思いますが、モンテッソーリ園の場合、ありませんでした。これこそ、「アメリカで通園・通学させる醍醐味!!」と感じる方は、タイムスケジュールを見るといいかと思います(おそらく朝の最初の活動に載っているのが一般的かと思います)。

 

⑥延長保育

いずれのモンテッソーリ園も、延長保育についてはモンテッソーリタイムなわけではなく、一斉預かりのようなイメージで、各クラスの延長対象の子供が、一ヶ所のお部屋に集まって、各自自由に遊んでいるスタイルでした。

 

夏や冬の特別預かりはありますが、基本的にはお休み期間扱いとなることもあり、共働きには不人気なようで、延長利用の子はそこまで多くないようです。そういう背景もあり、スポットで延長利用したくても、仲のいいお友達が誰も利用していなかったりで、延長を申し込みにくいという難点もありました。

 

⑦誕生日は意外と控えめ

よく誕生日の子の親がクラスにケーキを持って行くと聞きますが、うちの子の通った園は2園ともその風習はないようです。ヘルシーなフルーツジュースとか指定されています。Covidのせいかもしれませんが、それぞれ小分けのパックのものという指定もありました。あとグッディーは無しで、クラスへの絵本のドネーションだそうです。個人的にはケーキ不可って本当に有難くて。余分に糖分を摂らせたくないですよね。。。

 

⑧家でのお手伝いが好き(更新 2/26)

重要なことを忘れていました!家でのお手伝いが大好きになることです!

ランチのセッティングやお片付け(どうやらお部屋にある食洗機に入れたりもするようで)、ねんねの準備・お片付け、観葉植物の水やり、コップの準備(実際に自分で水も注ぐ)など、先生のお手伝い&見守りのもと、自分のことは自分で行う日々のおかげか、大人がやること見て、自分も一緒にやろうとする姿が早くから見られました。これが家庭だけだと、母も忙しいし、上手に手伝えて邪魔にならないようになるのを待っていられないと思うのですが、園で思いっきり失敗しながら練習してきてくれるので、家でもこの小さなお手伝いを受け入れやすかったんですね。

 

ちなみに、今日は洗濯物を畳んでいる私の隣で、丸くなった鉛筆を削るお手伝いをしてくれました。やらなきゃなーと思いながら結構溜め込んでて。。。自分がしたいことをするお手伝いだけではなく、相手がして欲しいと思うお手伝いが自然とできるような気がします。これって子供にとっては結構難しいことだと思うんですね。園のおかげです。

 

皆さんのところはどうでしょうかね???