日米中3か国4都市生活 バイリンガル日記

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モンテッソーリな日々

実は日本で悲しい出来事があり、ブログを更新する気持ちにもなれず、、放置していました。こういう時、海外暮らしは嫌ですね。今まで帯同を辛いと思ったことはないのですが、初めてそう思いました。でも、何もしないでいるとその事ばかり考えてしまうので、むしろしばらくは、ブログにこうして子供たちの記録をしたり、お正月準備している方が、心を空っぽにできて良さそうです。

 

さて、モンテッソーリに通わせて2ヶ月。この間の気づきをまとめました。モンテッソーリの幼稚園に通わせていらっしゃる駐在御一家は多いと思いますが、その先、小学校はあまり見ないので、アメリカのモンテッソーリ小学校の一例として、参考になれば幸いです。

 

①娘の変化

先日オブザベーションに行ったところ、クラスを訪問してくれたゲストとして、娘とクラスメートの1人が、お茶やお菓子でもてなしてくれました。静かに、照れ笑いを浮かべながら。

 

異学年構成で日頃ファミリーと呼んでいるこのクラス。娘はこの中で「大きい子が自然に小さい子を導く、小さい子に譲る」そうした優しさを受けて、自身も弟に示すようになりました(それまでが出来なすぎたのですが)。ちなみに、冬休み中にテニスキャンプで、年上だからと威張る子に会って、驚いて帰ってきましたが、アメリカにもseniorityの感覚ってあるんですね。

 

そして、家族の中での役割や責任を全うしようとする姿が見られるようになりました。最近では朝ごはんの支度で、ベーコンや卵料理を作ったり、コーヒーの準備をしてくれます。料理の助手ができて、本当に助かってます。

 

また、まだまだわからんちんを言い張る1st gradeの子を相手にしたり、自分は納得していなくても、その子の気にいるように我儘に合わせてあげることを通じて、妥協をして先に進めることも時には重要であることを理解した様子が見て取れます。

 

このような変化から、異学年構成でファミリーのように過ごす良さを実感しています。

 

②自然科学への興味

娘は元々自然科学に対する興味や深掘り姿勢が薄いのですが、モンテッソーリではこの分野の教育がかなり進んでいると感じています。先日も秋の課外学習で、1週間、雲、紅葉、熱などを屋外での実体験をもとに学んでいました。興味ない分野を英語で、しかも寒空の下学ぶのはしんどいだろうなと思いましたが、外で体験学習をする事で、興味がない子なりに、印象的な事柄を教えてくれる姿を見ると、逆に興味がないからこそ、テキストで学ぶよりもずっと学びになっただろうと思います。

 

アメリカ的行事の少なさ

アメリカの公立校では、当たり前のようにクリスマス行事を盛んに行いますが、他宗教の子はどうしているんだろうと素朴な疑問があります。そういう背景なのかわかりませんが(娘の通うモンテッソーリが特殊なのかもしれません)、クリスマスのお祝いは一切ありません。また公立校のように頻繁にパーティーもないので、アメリカ現地校らしいイベントが体験できているかと言うと、少し違うのかもしれません。今のところ、この2ヶ月中のイベントというと、秋祭りとthanksgiving、冬の学芸会(宗教色のないホリデーソングのみ)ぐらいですかね。

 

④選択制のよさ

写真は娘が選択授業で作ってきた陶芸です。このように週に2コマ選択授業の時間があり、娘はウクレレと陶芸を選んだようです。普段の学習も個人個人が好きなことを好きなタイミングで選んで進めていますが、自分の意思で選択できる自由を謳歌しています。



⑤少人数の良さ

普段の学習は、先生が作成した2週間の学習計画に沿って、自分の好きな順で進めていくようです。娘は、嫌なものから片付けるのも嫌だし、最後に残るのも嫌なので、間で終えるそうです。

 

個人個人に合った学習プラン作成や進捗確認は、先生も大変だと思います。クラス人数も少なめ、先生は2人ということで、きめ細やかによく見てくださっていると感動しています。娘もなんでも質問でき、先生も丁寧に答えてくれて、とても満足しているようです。